頭皮が油っぽい原因とは?頭皮に合ったシャンプー選びとベタベタを改善するシャンプー方法を紹介!


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毎日シャンプーしているのに、頭皮がベタベタ油っぽい、夕方頃には頭皮や髪がベタついて嫌なニオイも気になる、とお悩みの人も少なくないのではないでしょうか。

ベタベタ頭皮はハゲるなんて噂も聞いたことがあるかもしれませんが、頭皮の状態を改善するにはどうしたら良いのでしょう。

頭皮のベタつきの原因と、頭皮を改善するヘアケア・頭皮ケアと生活習慣について調べてみましたので、お悩みの方はよろしければ参考にしてください。

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頭皮が油っぽい原因とは?皮膚炎の可能性も?

頭皮の嫌なベタつきが気になり、悩んでいる人も多いでしょう。頭皮が油っぽくなるのにはヘアケア以外にもさまざまな原因が考えられます。脂性肌だから仕方ないとあきらめる前に、これからご紹介する原因の中に心当たりがあれば改善・対策してみましょう。

皮脂

頭皮が油っぽい、べたつくのはほとんどの場合皮脂が原因です。皮脂は皮脂腺という毛穴の中にある場所で作られます。皮脂腺から分泌された皮脂の成分の6割は中性脂肪、その他にワックスエステル、スクワレンなどがあります。

皮脂があることで肌が弱酸性に保たれ、雑菌の繁殖を防ぐ効果があります。また頭皮や顔、身体の肌、髪にうるおいを与える効果もあります。いずれも重要な役割で、肌を守るために皮脂の分泌が行われています。

正常に皮脂が分泌されている分には肌のベタつきは感じられませんが、何らかの原因で過剰分泌が起きることがあります。

スタイリング剤

頭皮や髪のベタつきの正体は、皮脂以外に油分の多いスタイリング剤も原因として考えられます。男性ならグリースタイプのワックスやオイルワックス、女性ならオイルタイプのスタイリング剤の分量が多すぎるのかもしれません。

シャンプー剤

日中汗をかいたり皮脂の分泌量が多いのに、洗浄成分(界面活性剤)がマイルドなもの、保湿効果の高いシャンプー剤を使っていたりしませんか。シャンプーした後に頭皮や髪にさっぱり感がないのは、頭皮の肌質に合っていないのかもしれません。

またシリコン剤入りのシャンプーは、髪がシリコンでコーティングされ洗い上がりもしっとりしていますが、コーティング剤が頭皮や髪に残り、シャンプーでも落としにくくなるそうです。またしっとりした洗い上がりなのは汚れがちゃんと落ちていないのかもしれません。

髪の洗い方

髪を洗う頻度は1日1回が理想的です。面倒なので明日の朝洗おうとか、日中汗をかいたのに洗わなかったり、頭皮を不衛生な状態にしている時間が長いと、ベタついてしまいます。

2、3日に1回だけ髪を洗う人たちもいますが、頭皮がベタつきやすい人には向いていません。またワックスなどのスタイリング剤を使っているなら、その日の夜のうちにきちんとシャンプーで落としてから寝るようにしましょう。

洗いすぎもかえって皮脂分泌量を増やす原因になるとも言われています。一定の皮脂が頭皮にあることで肌を守るバリア機能がありますが、皮脂が奪われるとかえって皮膚は肌を守ろうと皮脂分泌をさかんにすることがあるそうです。

リンス・コンディショナーなどを頭皮につけるのもよくありません。シャンプーよりも油分が多いので、しっかり洗い流したつもりでも頭皮に残りがちです。

ストレス

ストレスは男性ホルモン分泌の増加につながり、ホルモンバランスを乱して、顔や頭皮の皮脂分泌量を増やします。ストレスで顔にニキビができることもありますよね。髪の毛で見えにくいですが、頭皮も皮脂腺が多い場所で、ニキビができることはよくあることです。

食生活

脂肪分や糖分の多い食べ物を摂取することで、皮脂の過剰分泌が起きる可能性が高くなります。動物性脂肪の多いお肉中心の生活は、中性脂肪を増やし、皮脂の分泌量を増加させやすいです。ビタミン不足も脂肪の代謝を悪くする原因になります。

偏った食生活は女性ホルモンのエストロゲンを減らす作用もあると言われています。女性ホルモンのエストロゲンが減少すると、脂質の代謝やお肌の調子も悪くなり、ニキビや肌荒れになることがあります。

運動不足

運動不足は身体の代謝機能を低下させ、身体に余分な中性脂肪が分解されにくくなり、皮脂分泌が多くなる可能性があります。また運動不足で血流が悪くなることで、頭皮の新陳代謝も悪くなり、古い皮脂が溜まって油っぽい頭皮になることも考えられます。

脂漏性皮膚炎

頭皮が油っぽく、かゆみや赤みなどの肌トラブルがあったり、大きなフケのようなものが出てくる症状は、脂漏性皮膚炎の可能性もあります。頭皮などの皮脂分泌量が多い場所で起こりやすく、皮脂を好む菌が繁殖してしまうことで起きる皮膚炎です。

脂漏性皮膚炎が悪化して、抜け毛・薄毛になる脂漏性脱毛症になることもあります。脂漏性脱毛症は育毛剤や発毛剤で改善しませんので、皮膚科で診てもらいましょう。

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油っぽい頭皮に合ったシャンプーを使う

頭皮や髪のべたつきを解消させる方法として、まずはヘアケア製品の見直しを検討しましょう。べたつくのが気になるからと、洗浄力が強すぎるシャンプーも使用するのも良くないようです。油っぽい頭皮には、どのようなシャンプーが良いのでしょうか。

脂性肌向けシャンプー選びのポイント

脂性肌の人に向いているさっぱりとしたシャンプーが良いですが、洗浄力が強すぎる洗髪料は頭皮の肌を乾燥させやすく、ダメージをもたらす可能性があります。特に石油系界面活性剤が多いシャンプーは刺激も強く、あまりおすすめできません。

肌に優しく洗浄力もある石鹸系洗浄成分中心のシャンプー、また洗浄力が優しいアミノ酸系洗浄成分配合の、脂性肌用のアミノ酸系シャンプーが良いでしょう。保湿効果が高いアミノ酸系シャンプーはべたつきやすい頭皮の人には向いていないません。

特に頭皮がべたつくタイプの人には、スカルプケアシャンプー、クレンジングシャンプーの使用を週に2回、または毎日の使用をおすすめします。

炭酸シャンプー

シャンプー剤に炭酸が配合された炭酸シャンプーは、洗った時の爽快感も気持ち良く、男性にも好まれるようです。

炭酸によって頭皮の血行が促進され、新陳代謝が良くなる効果があります。毛穴の汚れ、髪の毛に蓄積された汚れもきれいに洗い落とし、頭皮のニオイ、ふけやかゆみが気になっていた人も症状が軽減されるでしょう。血行が良くなることで、育毛対策も期待できます。

さっぱりとした洗い上がりになるので、乾燥肌や敏感肌の人には向きませんが、脂性肌の人にはちょうど良い使用感になると思われます。シャンプー前のプレシャンプーとして使用するのも良いでしょう。

また、炭酸水と普段使っているシャンプーを混ぜて、ペットボトルで振ってから使う手作り炭酸シャンプーもおすすめです。50mLの炭酸と適量のシャンプーをペットボトルに入れて振るだけ、泡立ちも良く、洗い心地が良いそうです。

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ベタベタ頭皮をさっぱりさせるシャンプー法は?

脂性肌用のシャンプーやクレンジングシャンプー、炭酸シャンプーで頭皮の油っぽさが解消できそうですね。でもせっかく良いシャンプー剤を使っていても、シャンプーの方法が間違っていたら台無しです。正しいシャンプー法についても確認しておきましょう。

洗髪の頻度・時間帯

1日1回が理想とされていますが、特にオイリー肌で夏の時期はベタベタがひどくなるという人は、1日2回や2度洗いもおすすめされています。

夜と朝にシャンプーする場合、朝のシャンプーは慌ただしい中での洗髪のため、洗い方や洗浄剤のすすぎが雑になること、シャンプーしたばかりの肌が敏感になっている状態で、紫外線に当たることで頭皮がダメージを受けることが心配されています。

朝のシャンプーは時間に余裕をもって行うことで、デメリットが解消されるでしょう。

シャンプー方法

  • シャンプー前の乾いた髪の状態の時に、ブラッシングをして髪の絡まりをほどいておきます。
  • シャンプー剤をつける前にお湯で頭皮と髪を洗いましょう。これだけでも汚れがかなり落ちるそうです。
  • 適量を手のひらに取り出し、よく泡立ててから頭皮と髪を洗います。頭皮をもむように指の腹を使って洗います。力を入れてゴシゴシ洗いすぎないようにしましょう。
  • 最後はシャワーでシャンプー剤をしっかり洗い流します。

シャンプーによって使用量や使用法が異なることがあります。シャンプーパックをおすすめしているシャンプーもあります。

なかなか自分でシャンプーしても、美容師さんがシャンプーする時のように、もこもこの泡にならないですよね。

髪の専門家である美容師さんの回答によると、シャンプーの分量は男性の短い髪なら半プッシュから1プッシュ、女性のミディアムヘアで2プッシュで十分なようです。手のひらでシャンプー液と空気をふくませながら泡立てると良いようです。

コンディショナー・トリートメント

髪の短い男性はリンスやコンディショナーの使用は必要ありません。

髪の長さがある女性は、コンディショナーやトリートメントをしないと、髪のツヤがなくなるのとパサパサ感が気になってしまいます。

コンディショナーやトリートメント剤は毛先を中心になじませて、頭皮につけないよう注意しましょう。

シャンプー後は髪を乾燥

シャンプーの後はしっかり髪を乾燥させましょう。短髪の男性はタオルドライだけでも乾くかもしれませんが、髪の長さがある程度あると、自然乾燥では生乾き状態で寝ることになり、頭皮のトラブルを引き起こす可能性もあります。

シャンプー後はタオルドライした後、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。乾かす時はドライヤーを頭部から15~20cm離したことから、乾きにくい髪の根元を中心に乾かすようにします。

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頭皮ケアで油っぽい頭皮を改善

油分の多い頭皮をケアする方法には、オイルでの頭皮マッサージ、化粧水や育毛剤での頭皮ケアが考えられます。頭皮の余分な皮脂を抑える頭皮ケア方法を実践して頭皮の嫌なベタつきを抑え、健康な頭皮を髪を目指しましょう。

オイルでの頭皮ケア方法

皮脂の多い頭皮にオイル?と驚かれる人もいるかもしれませんが、皮脂とオイルは親和性が高く、洗い流すとすっきりします。女性のメイククレンジングでもオイルタイプのものはとてもさっぱりします。

  • シャンプー前の髪が乾いた状態にオイルを使用します。髪が長い人はオイルをつける前にブラッシングを済ませておきましょう。
  • 手のひらに500円玉程度の量のオイルを取り出します。
  • 手のひらにオイルを伸ばしてから、頭皮全体にオイルを塗っていきます。
  • 頭部を両手でつかむようにマッサージして、毛穴に詰まった角栓や汚れを浮かせていきます。
  • 蒸しタオルやラップを頭に巻いて、オイルが皮脂となじむよう数分放置します。
  • シャワーでオイルをよく洗い流してからシャンプーをします。

頭皮のスキンケア

頭皮のベタつきを防ぐ方法に、皮脂分泌をコントロールする効果のある頭皮用化粧水を使うのもおすすめです。

皮脂をコントロールするだけでなく水分を与えて保湿効果の高いもの、育毛効果のあるもの、頭皮だけでなく顔にも使えるタイプのものもあります。頭皮用化粧水の抗菌・抗炎症作用で、ベタつき以外のかゆみやフケなどの悩みも軽減されることが期待できます。

頭皮につけるならスプレータイプが使いやすそうです。ボトルを詰め替えて使用してみても良いかもしれません。

育毛剤でも皮脂のコントロール

頭皮用化粧水でのマッサージも良い育毛対策になりますが、より育毛成分の高いもの、本格的な育毛対策を今からしておきたいという人には、育毛剤の使用がおすすめです。

頭皮トラブルによる抜け毛・薄毛予防、育毛治療と併せてハゲ対策に役立てるのも良いでしょう。頭皮環境が良い方が治療効果も上がるそうです。

油っぽい頭皮の人が育毛剤を選ぶ際は、さっぱりとしたタイプのものを選びましょう。男性用、男女兼用の育毛剤は、エタノールやメントールなど清涼感のある成分が多く、脂性肌の人にちょうど良いでしょう。

育毛剤の使用感は商品によって異なりますので、購入前に成分や使い心地をよく確認しておくと良いでしょう。

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頭皮のベタつきを予防する生活習慣

ヘアケア、頭皮ケア以外にも、心身ともに健康的な生活を送ることで、頭皮の皮脂分泌量を正常化していくことが期待できます。頭皮の皮脂分泌を整える生活習慣法についても確認しておきましょう。

栄養バランスの良い食事

偏食は避けて糖質・脂質の摂り過ぎに注意し、たんぱく質やビタミン、ミネラルをバランスよく食事から摂取するのがおすすめです。

たんぱく質は肉や魚、卵、牛乳などの動物性たんぱく質、大豆・大豆製品から摂れる植物性たんぱく質をどちらも摂取するようにしましょう。牛もも肉など脂質の高いものは摂り過ぎに注意しましょう。

ビタミンは全般的に肌に良い作用をするものが多いですが、特にビタミンB群には皮脂分泌をコントロールして、肌や粘膜を健康に保つ作用があります。ビタミンB群はまぐろ、レバー、卵、玄米、納豆、小松菜などに多く含まれています。積極的に摂りたいですね。

質の良い睡眠

睡眠不足や浅い眠りが続くと身体の健康に悪く、疲労がとれないことでストレスにもなります。睡眠不足による自律神経の乱れ、またストレスも皮脂の過剰分泌につながります。

寝不足が続くと顔のテカりが気になったり、ニキビができることもありますが、深い睡眠でよく眠れると睡眠中に肌が修復され、肌がいきいきとします。良い睡眠は肌を健康にしてくれます。

頭皮の皮脂分泌を正常にするためにも、なるべく早めに就寝することを意識し、浅い眠りになるのを防ぐために、睡眠1時間前はテレビやPC、スマホの画面を見ないようにしましょう。

心身の健康をキープする生活

有酸素運動をすることで体の血行・代謝が促進され、体内の中性脂肪が分解されやすくなり、皮脂分泌が過剰になるのを抑える効果があります。

ストレスも皮脂分泌を過剰にする原因ですが、ストレスを溜めないようストレスの原因を取り除いたり、解消法を考えると良いでしょう。良質な睡眠や適度な運動もストレス解消に役立ちます。

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まとめ

頭皮が油っぽい原因には、シャンプーが合っていなかったり、シャンプーの頻度や方法が適切でないこと、脂肪分の多い食事や偏食、精神的なストレス、運動不足などが挙げられます。また頭皮が油っぽくかゆい、炎症が起きている場合は脂漏性皮膚炎の可能性もあります。

脂性肌には頭皮をさっぱりと洗い上げ、刺激の強すぎない質の良いシャンプー剤がおすすめです。1日1、2回正しいシャンプーの方法を実践して、頭皮や髪のベタつきを解消するようにしましょう。炭酸シャンプーをプレシャンプーとして使うと、頭皮がさっぱりします。

シャンプー前のオイルでの頭皮ケア、頭皮の皮脂をコントロールする頭皮用化粧水や育毛剤の使用もおすすめです。

ヘアケア、頭皮ケア以外にも栄養バランスの良い食事や十分な睡眠、ストレス解消や適度な運動を取り入れた心身ともに健康的な生活を送ることも、皮脂分泌を正常化させるのに役立つと考えられます。

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