ヘアアイロンで髪の毛が痛む原因と対処方法は?髪を痛めないヘアアイロンの設定温度について


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毎日髪をきれいにセットするのに便利なヘアアイロンですが、どうしても髪が痛むのが気になりますよね。

くせ毛の人が髪をストレートにしたり、毛先をカールにしてクセづけするのは、ドライヤーでのブローではなかなか難しいですが、ヘアアイロンを使うと簡単にできて持ちも良いです。

髪をなるべく痛めないようなヘアアイロンの使い方やヘアケア法、ヘアアイロンの選び方を知って、きれいな髪をキープしながらセットする方法をご紹介します。

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ヘアアイロンで髪が痛む原因

ヘアアイロンを使うと髪がきれいにセットできますが、使い続けていくうちに髪のダメージや毛先の枝毛・切れ毛が気になったりしませんか。ヘアアイロンを使って髪が痛む原因には、どのようなことが考えられるのでしょうか。

ヘアアイロンの温度設定が適温でない

ヘアアイロンの温度が高すぎると、髪へのダメージが大きいです。くせ毛の人が髪をストレートにしたり、ヘアアレンジのために髪を巻こうとして、ヘアアイロンの温度を高くしすぎてしまったり、逆に低すぎる設定で長時間ヘアアイロンを使用しても摩擦で髪を痛めます。

髪の毛はケラチンというタンパク質が主成分で、その表面は硬質のケラチンでできたキューティクルで覆われています。キューティクルには髪の内部の水分・タンパク質を守り、髪の表面にツヤを出す働きがありますが、熱にとても弱いです。

ヘアアイロンの高温にさらされたり、長時間熱を与え続けられるとタンパク変性が起こり、キューティクルが剥がれて髪のダメージの原因に、見た目もパサパサとしてしまいます。

スタイリング剤を使っていない

ヘアアイロンは直接髪に熱を加えるので、タンパク変性が起こりやすく、髪を痛めやすいです。ヘアアイロンの熱から守るスタイリング剤、洗い流さないトリートメントをつけないと髪がダメージ毛になり、枝毛・切れ毛の原因となります。

またヘアアイロン用のスタイリング剤、なりたい髪型(ストレートか巻き髪か)に合ったスタイリング剤選びも重要です。短時間で髪をセットしやすく、朝スタイリングした髪が長持ちします。

特に髪への美意識が高い女性は髪にツヤがあり、毛先のダメージが目立たないようにしながら、髪のセットをしたいでしょう。スタイリング剤を使用した髪のダメージを抑えながら長持ちさせるようにしましょう。

またシャンプー後やスプレータイプのスタイリング剤を使った後、髪に水分が残った状態でにヘアアイロンを使うと、髪に残った水分がアイロンの熱で水蒸気になり、水蒸気爆発のようなジュッと音を立てる現象が起きることがあります。

髪にダメージを受け、チリチリになってしまう可能性もあります。ヘアアイロンを毎日使う人はどうしても髪がダメージを受けやすいので、スタイリング時にヘアケアにも気を遣うようにしましょう。

プレートの摩擦・素材

ヘアアイロンのプレートによる摩擦も髪のダメージの原因になります。なるべくヘアアイロンをかける時間は短くすることで、プレートによる摩擦のダメージを防ぐことができます。

また毎日ヘアアイロンを使っているとプレートも劣化していきます。劣化したプレートで髪をセットするのも髪のダメージの原因になります。すべりの悪い、摩擦が大きいプレートは髪に良くないので避けましょう。

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髪が痛むのはヘアアイロンとパーマのどちらか

ヘアアイロンの熱やプレートによる摩擦は、髪が痛む原因となるようです。パーマや縮毛矯正をかけた方がセットに時間がかからなさそうですが、パーマも髪のダメージの原因になります。ヘアアイロンとパーマでは、どちらの方が髪が痛むのでしょうか。

パーマが髪を痛める原因

髪の毛はアミノ酸がつながったポリペプチドからなるケラチンが主成分で、水素結合、イオン結合、シスチン結合、ペプチド結合でつながっています。パーマはこのうち水素結合、イオン結合、シスチン結合の結合を切断し、再合成することでかかります。

髪は弱酸性ですが、イオン結合が切れると髪のpHが変化し傷みやすくなります。またシスチン結合が切れることで髪のタンパク質が流れてしまい、ダメージを受けます。パーマ後も髪の内部に薬剤が残っていて、シャンプーするたびにダメージが出てくることが多いそうです。

美容室でのパーマの直後はパーマ剤に混ぜたトリートメント剤が髪をコーティングし、一見髪質が良くなったように見えますが、1週間もするとダメージが目立ってくることがあります。パーマ後のヘアケアは注意するべきでしょう。

縮毛矯正とストレートアイロン

髪をストレートにしたい人はストレートパーマ、癖毛の人は縮毛矯正をかけることで髪がストレートになり、お手入れもしやすくなります。

縮毛矯正をかけると、うねりの強かった髪もストレートになることで髪にツヤが出て、劇的な効果が感じられます。

しかし縮毛矯正はパーマ剤だけでなくストレートアイロンも使って髪を伸ばしています。一般的なパーマよりも髪が痛む施術です。また技術の高い美容師さんにお願いしないと毛髪がチリチリになってしまうこともあります。

縮毛矯正は腕の良い美容師さんにお願いし、矯正後のヘアケアにもかなり気を遣った方が良いでしょう。アイロンを使わずブローで仕上げてダメージを回避するようにすれば、ストレートアイロンを毎日長時間使うより髪を痛めないでしょう。

ただしストレートアイロンも適切な温度設定やスタイリング方法、適切なヘアケアをすることで、少ないダメージで済ませることもできます。

パーマとカール用アイロン

巻き髪スタイルにカール用アイロンやコテを使用している女性が多いと思われます。カール用のヘアアイロンやコテがあれば、地毛がストレートヘアの人でも髪型を日によっていろいろ楽しめるのが良いですね。

しかし長時間毛先に高温を加えることで、髪の毛先がパサパサになったり、枝毛・切れ毛などのトラブルが起きやすいです。美容院でパーマをかけることで毎日のアイロンを避けることができれば、アイロンで毎日髪を巻くよりはダメージが避けられるでしょう。

それではパーマの方が良いのかというとデメリットもあります。パーマよりコテを使ってカールを作る方が思った通りのカールを出しやすく、パーマもかけたからといって髪質によっては思い通りにセットするのが難しいこともあります。

当然ですがダメージを受けている髪ならパーマをかければさらに髪を痛めるでしょう。

プロの意見(参考記事はコチラより別ウィンドウで。サイト管理人はプロの美容師・村瀬さん)でもパーマよりはヘアアイロンの方が髪を痛めますが、どちらも髪がダメージに与えることには変わりないということです。

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髪を痛めにくいヘアアイロンの温度設定

ヘアアイロンが髪を痛める一番の原因は、高温のプレートで髪を挟むことにあります。髪は熱に弱いので、高すぎる温度設定は良くありません。かといって低すぎても髪のセットに時間がかかってしまいます。ヘアアイロンはどれぐらいの温度で使用するのが良いのでしょうか。

ストレートアイロンの温度設定

ストレートアイロンは温度が低すぎても髪がなかなかストレートになりにくく、時間をかけ過ぎるとかえって髪のダメージになる可能性があります。

クセをまっすぐにするには160度~180度の温度設定がおすすめです。クセの弱い人は160度ぐらいでも、特にクセの強い人は180度でセットすると良いでしょう。

髪のダメージを避けたければ170度以下がおすすめという意見もあります。

髪をまっすぐするためにプレートを何度も往復させないよう、短時間で済ませられる温度設定にしましょう。

中には200度以上の温度設定ができるアイロンもあります。エクステンションやウィッグにはOKですが、細く弱い日本人の髪に190度以上の高温でアイロンを使用するのは、おすすめできません。

カール用アイロンの温度設定

カール用アイロン・コテを使う時、毛先を巻きつけた状態で、ストレートアイロンより長い時間高温を髪に加えます。そのためストレートアイロンよりは低い温度設定にしないといけません。ストレートアイロンで巻き髪をする人は温度設定に気をつけましょう。

温度は130度~140度までにするのが良いとされています。135度以上は良くないという情報もあるので、髪のダメージが出やすい人は130度までにするのが良いでしょう。

低めの設定温度でも長時間髪を巻くのはダメージが強く出る原因になります。140度で5秒、130度で10~15秒程度に抑えるようにしましょう。

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髪を痛めにくいヘアアイロンの使用方法

ヘアアイロンで髪を痛めないようにするには、アイロンの適正温度を守ることはもちろん、ヘアアイロンの使い方やヘアケア法にも気をつける必要があります。髪をダメージから守るヘアアイロン前の準備、スタイリング剤、アイロンの使い方なども確認しておきましょう。

洗い流さないトリートメントをつける

シャンプーをした後はタオルドライをして、洗い流さないトリートメントをつけましょう。美髪効果とともに、髪をドライヤーやヘアアイロンの熱から守る効果もあります。夜にシャンプーをして、朝のみヘアアイロンをする場合も同様です。

ドライヤーで乾かす

ヘアアイロンは濡れた髪には使えません、必ず乾いた髪の状態で使用するようにしましょう。アイロン用のローションを使う場合でも、髪に適量塗布してから自然乾燥、もしくはドライヤーで乾かしてからアイロンを使います。

ドライヤーで髪を乾かす時は、根元を中心にして乾かすようにしましょう。髪の長い人は毛束を持ち上げながら、ドライヤーを左右に振りつつ根元を中心に風を当てます。毛先はダメージも出やすく乾きやすいので、ドライヤーの熱はあまり当てないようにします。

だいたい乾いたら仕上げは冷風で乾かすのがポイントです。冷風を当てることで熱くなった髪をクールダウンさせ、キューティクルが引き締まる効果があるそうです。

ヘアアイロンの使い方

アイロン用のスタイリング剤を髪に適量つけます。ストレート用やカール用など、使用目的に合わせたスタイリング剤を使いましょう。

ストレートアイロンを使用する場合は、髪の長い人は毛量に合わせてヘアクリップやピンでブロッキングし、毛束ごとに髪を伸ばしていきます。ヘアアイロンの温度は160~180度に設定します。

長い髪はクシを入れながら、クシの上側の髪をヘアアイロンで挟んで、上から下へとクシと共にすべらせていきます。2、3回根元から毛先へ髪をまっすぐ伸ばしていきます。

短い髪や前髪は人差し指と中指で挟みながら、クシと同様にヘアアイロンで根元から毛先まで伸ばしていきます。

縮毛矯正をして時間が経っていて根元付近の癖が強いという人は、根元付近のみ先に2回アイロンをすべらせて、3回目は毛先まですべらせるようにするとダメージを抑えられるでしょう。

矯正をかけているところにはなるべくアイロンをすべらせる回数を少なくして、髪の傷みの進行を抑えましょう。仕上げに冷風ドライヤーを当てると、ツヤ効果とセット力が高くなる効果があります。

カール用アイロンを使う場合は温度設定は130~140度で、髪を挟んでカールをつける時間は5~10秒程度にしましょう。

カールがなかなかつかないからと長時間アイロンを当てているのは髪の傷みの原因になります。毛束が多いとカールがつきにくくなるので、少なくとってみましょう。

ヘアアイロンで髪のダメージを極力抑えるポイントは、洗い流さないトリートメントやスタイリング剤などのヘアケアで髪を守ること、適正温度でヘアアイロンを使用し、使用する時間は短時間で抑えることです。

ヘアアイロンを適切に使うことで髪のダメージを抑え、またヘアカラーも長持ちします。

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ヘアアイロン選び方のポイント

ヘアアイロンの正しい使い方とともに重要なのは、質の良いヘアアイロンを選ぶことです。質の良いヘアアイロンは髪を痛めにくく、セット力も高いです。良いヘアアイロンを選ぶのに、どのようなことがポイントになるのでしょうか。

温度設定ができるヘアアイロン

ヘアアイロンの温度設定に関する記事や、ヘアケアのカテゴリでの質問も多いようです。記事の閲覧数・回答数も多く、多くの人が気にしていることのようです。

専門家の人たち・美容師さんたちのどの記事や回答にも共通するのは、ヘアアイロンに200度以上の高温は必要ないということです。

最高温度が200度以上のヘアアイロンもありますが、クセ毛をストレートにするのにそこまでの高温は必要ありません。むしろ低温から高温(180度ぐらいで十分)の温度設定アイロンの方が、髪質や目的に合わせて使えるのでおすすめです。

プレート部分の素材が良いヘアアイロン

ヘアアイロンのプレート部分の素材にはいろいろ種類がありますが、チタン、テフロン、セラミックなどがよく使われています。チタンやテフロンのものは摩擦が少なく、髪を痛めにくいです。

セラミック素材のヘアアイロンはランキングでも人気です。セラミック素材のヘアアイロンは温度のムラが少なく、錆びにくいので長持ちするところも人気の理由でしょう。

ストレートアイロンのプレートに溝があるタイプのものも、毛髪内の水蒸気が抜けてヤケドを防ぐのに役に立ちます。

アドストプレミアムDSという人気のプロ用ヘアアイロンがありますが、溝が2本入っていて、フッ素含有率の高い表面加工がされています。温度設定は180度までとなっており、業務用のヘアアイロンでも温度の高さよりプレートの素材が重視されているようです。

スチームやダメージケア機能のあるヘアアイロン

スチーム機能やマイナスイオンがついているヘアアイロンもあります。スチーム機能がついていると短時間で髪のセットがしやすくなります。

マイナスイオン機能のあるヘアアイロンは、髪に発生しやすいプラスイオンを中和することで、髪をダメージから守る効果があるとされています。

使いやすい形状のヘアアイロン

ヘアアイロンの使いやすさ、持ちやすさも重視するべきでしょう。アイロンの開閉の広さやコードの形状、長さも使用感と関わってきます。

プロ用のアイロンは質の良いものが多いですが、お店でお客様用に使うためコードが長すぎることもあります。ヘアアイロンを使う場所によっては使いづらさを感じるかもしれません。

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まとめ

ヘアアイロンは毎朝の髪のセットに欠かせないものですが、使い続けるうちに髪が痛むのが難点です。縮毛矯正やパーマをかけることで朝のセットの時間を短縮できますが、ヘアアイロン同様髪へのダメージは避けられません。

ヘアアイロンで髪が痛むのを避けるようにするには、温度設定を適温にすることが重要です。ストレートアイロンなら160度から180度、カール用アイロンなら130度から140度に設定し、アイロンでセットする時間をかけ過ぎないようにするのもポイントです。

ヘアアイロンを使用する前にシャンプー後の洗い流さないトリートメント、ヘアアイロン用のスタイリング剤を髪につけると、髪の傷みを避けてセットを長持ちさせます。

ヘアアイロンを選ぶ際は温度設定ができるもの、プレートの素材が良いもの、持ちやすく使いやすいものを選ぶことがポイントです。

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