まつげを太くするグラッシュビスタの効果は本物?副作用と正しい使用方法を紹介!


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パッチリまつ毛に憧れる女性は数多くいるでしょう。まつ毛関連のメイク用品、エクステ、まつ毛美容液も女性に人気です。そんな中まつ毛貧毛症に効果のある治療薬「グラッシュビスタ」が国内でも認可され、注目を浴びているようです。

グラッシュビスタでまつ毛が伸びたという報告も多数出ているそうです。グラッシュビスタにはどのような成分が配合されているのか、グラッシュビスタには副作用がないのか、使い方についてもご紹介します。

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まつ毛の育毛効果があるグラッシュビスタとは

グラッシュビスタはまつ毛が少ない人のための睫毛貧毛症治療薬として、厚生労働省に認可された医薬品です。まつ毛を増やす方法にはいろいろありますが、グラッシュビスタはまつ毛そのものを長くボリュームアップさせる効果があります。

グラッシュビスタはまつ毛育毛に効果的

一般的な睫毛美容液でのまつげケアより効果的とされているのがグラッシュビスタです。グラッシュビスタは国内で承認された医薬品の睫毛貧毛症治療薬です。

グラッシュビスタはまつ毛を太く濃くする効果が臨床試験でも認められており、実際にグラッシュビスタを使ってまつ毛のボリュームアップ効果を得られている人もいるそうです。ただし発毛効果は認められていません。

睫毛貧毛症治療薬のグラッシュビスタ

グラッシュビスタは一般的な化粧品の睫毛美容液とは異なり、美容クリニックなどで処方される医薬品治療薬です。

睫毛貧毛症治療薬のグラッシュビスタは2008年米国のアラガン社から発売され、日本国内では厚生労働省の承認後、シオノギ製薬から2014年に発売されるようになりました。

睫毛貧毛症ではまつ毛が少ない、不足している、短いなどの症状が見られます。見た目の問題だけでなく、まつ毛が少ないことで目に異物が入りやすくなり、目が傷つきやすくなる可能性があります。

生まれつきまつ毛が少ない人もいますが、マスカラやビューラーなどのアイメイクやまつ毛エクステが原因になったり、皮膚炎、抗がん剤などの薬の影響、加齢もまつ毛貧毛症の原因として挙げられます。

医療用まつ毛育毛剤であるグラッシュビスタは特発性睫毛貧毛症、がん化学療法による睫毛貧毛症の成人患者を被験者とした臨床試験で、高い改善効果が認められています。

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グラッシュビスタの成分と効果

国内で承認されているまつ毛貧毛症治療薬のグラッシュビスタは、少ないまつ毛の改善に効果的な薬のようです。グラッシュビスタにはビマトプロストという有効成分が配合されていますが、元々は眼圧を下げる効果があるようです。

グラッシュビスタの有効成分ビマトプロスト

グラッシュビスタには有効成分ビマトプロストが0.03%配合されています。ビマトプロストはプロスタグランジンという物質から作られた、眼圧を下げる効果がある成分です。

プロスタグランジンには血圧の低下、血小板の凝集、睡眠の誘発などの作用があります。

ビマトプロストは元々緑内障治療薬のルミガン点眼液に配合されていた成分ですが、ルミガンの副作用としてまつ毛が太く長くなったり、濃くなったりするケースが報告されていました。

ビマトプロストのまつ毛への効果

まつ毛には生え変わりの毛周期(ヘアサイクル)があり、成長期・退行期・休止期という3つの時期を繰り返します。

毛が生成される皮膚の器官を毛包といいますが、成長期に毛包が深く成長することで長く丈夫な毛が作られると言われています。

ビマトプロストはまつ毛の毛包に作用してまつ毛が長く太く成長する成長期を延長、まつ毛をボリュームアップさせる効果があります。まつ毛以外の毛を増やす効果もあり、目の周囲に付くことで多毛となる可能性もあります。

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グラッシュビスタの睫毛貧毛症への効果

まつ毛育毛剤のグラッシュビスタは、睫毛貧毛症の改善にどれだけ効果があるのでしょうか。睫毛貧毛症の治療方法と、グラッシュビスタでのまつ毛貧毛症治療の臨床試験結果について確認します。

睫毛貧毛症治療の方法

一般的に上まつ毛の長さは8~12mmで100~150本、下まつ毛は6~8mmの長さで50~70本生えているそうです。まつ毛は異物が目に入るのを防ぎ、目を守る効果もあります。まつ毛が少ないと目が小さく見える外見上の問題もありますが、目に負担がかかる恐れもあります。

まつ毛が生まれつき少ないという人もいれば、加齢やメイク、まつ毛エクステ、抗がん剤などの影響で、まつ毛が少なくなってしまうこともあります。ビューラーやまつ毛エクステなど、まつ毛への刺激がまつ毛の抜け毛の原因となっている場合は、中止した方が良いでしょう。

このようなまつ毛貧毛症に悩む人のためのまつげ貧毛治療では、発毛の可能性がある毛包がある場合外用薬を用いることがあります。毛包もないという場合は自分の髪の毛をまぶたに移植する植毛法で、まつ毛を増やすことができます。

グラッシュビスタでの睫毛貧毛症の治療は、発毛の可能性がある場合、つまり毛包がある場合は有効とされています。

グラッシュビスタの臨床試験での効果

日本国内でまつ毛貧毛症治療薬グラッシュビスタの、まつ毛育毛効果に関する臨床試験が行われています。特発性睫毛貧毛症の成人患者と、がん化学療法による睫毛貧毛症の成人患者にグラッシュビスタを4ヶ月用いて、改善効果が検証されました。

まつ毛評価スケールにおいて1段階以上のまつ毛改善が、高い確率で認められました。

  • 特発性睫毛貧毛症:77.3%で改善
  • がん化学療法による睫毛貧毛症:88.9%で改善

さらに上まつ毛の長さや太さ、濃さについてもデジタル画像により解析され、グラッシュビスタを4ヶ月使用した人たちはグラッシュビスタを使用しなかった人たちに比べ、どの項目でも効果が認められたという結果を得られました。

グラッシュビスタを使用した人のまつ毛への効果の満足度についても、グラッシュビスタを使用しなかった人たちより満足度が高かったという結果も得られました。

  • 上まつ毛の長さに対する満足度:特発性睫毛貧毛症58.0%、がん化学療法による睫毛貧毛症66.7%
  • 上まつ毛のボリュームに対する満足度:特発性睫毛貧毛症46.6%、がん化学療法による睫毛貧毛症66.7%
  • 上まつ毛の総合的な満足度:特発性睫毛貧毛症55.7%、がん化学療法による睫毛貧毛症72.2%
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グラッシュビスタの副作用と使用上の注意点

まつ毛貧毛治療薬のグラッシュビスタは医療用医薬品であり、一般的な睫毛美容液のように気軽に扱えるものではありません。グラッシュビスタは緑内障治療薬のルミガン点眼液と同様、副作用も報告されているようです。

グラッシュビスタの副作用

グラッシュビスタを使うことで、以下のような副作用が起きる可能性があります。

  • 虹彩色素過剰
  • 眼瞼溝深化(がんけんこうしんか)
  • 眼瞼色素沈着
  • 目やまぶたのかゆみ
  • 目がしみる
  • 目の痛み
  • 目の周囲の多毛

特に重い副作用は虹彩色素過剰と眼瞼溝深化です。虹彩色素過剰は黒目の色が濃くなる症状です。眼瞼溝深化はまぶたがくぼむ症状を指します。

グラッシュビスタを使うとメラニンが増加し、まぶたが黒ずむことがあります。また目の周りで多毛になる可能性もあります。薬を使用する際はまぶたの色の変化や、目の周囲の多毛を防ぐため、目の周りについた薬液をよく拭き取る、あるいは使用後顔を洗うようにしましょう。

グラッシュビスタを使用すると、目のかゆみ、目がしみる、目の痛み、まぶたのかゆみなどの症状が現れることもあるそうです。症状が改善されないようならすぐに医療機関に相談をしましょう。

グラッシュビスタの使用上の注意

妊娠、あるいは妊娠の可能性があるときは、まつ毛貧毛症薬のグラッシュビスタを使用しないようにしましょう。動物実験では早産や流産、胎児の死亡例も報告されています。

グラッシュビスタでは虹彩色素過剰の副作用があります。グラッシュビスタの使用を中止しても、濃くなった黒目が改善されない恐れもあります。

特に片方の目のみにグラッシュビスタを使用していると、片方の目だけ黒目の色が濃くなる恐れもあります。

グラッシュビスタを塗布する際はまぶたの生え際のみに塗布するように注意して下さい。まぶたの生え際以外の目の周囲に薬液が付着すると、黒ずむなど色素沈着が起こる可能性があります。目の周囲に液が付着したときは、すぐに顔を洗うか拭き取るようにしましょう。

グラッシュビスタを使用できない人

以下のような人はグラッシュビスタを使用できません。

  • 妊娠している女性、妊娠の可能性のある女性
  • 授乳中の女性
  • グラッシュビスタの成分でアレルギー反応があった人

母乳にグラッシュビスタの成分が移行する可能性もあるそうです。どうしてもグラッシュビスタを使用したい場合は授乳を中止しましょう。15歳未満の使用は安全性が確立されていないため、使用を避けることがおすすめされています。

グラッシュビスタの使用に注意が必要な人

以下のような人はグラッシュビスタを使用するにあたって、医師に確認が必要です。

  • 目の手術をした人、治療中の人
  • 水晶体がない人
  • 眼内レンズを挿入してる人
  • 高齢者

なお男性でグラッシュビスタを使って効果があったという例は、女性ほど多くないようです。

ルミガンでの代用は危険?

まつ毛治療薬のグラッシュビスタは、緑内障・高眼圧症治療薬のルミガンと同じく有効成分ビマトプロストを0.03%配合しています。添加物に違いはありますがほぼ同じ治療効果があると考えられます。

ただしグラッシュビスタもルミガン点眼薬も医療用医薬品のため、医療機関で医師に処方されないと入手できません。

グラッシュビスタは美容目的の処方薬のため、医療保険が適用されません。医療機関を通じて購入すると費用が高く、クリニックに行く手間を面倒に感じる人もいるかもしれません。

インターネットの個人輸入代行サイトから海外のルミガン、あるいはケアプロスト、ラティースなどのルミガンジェネリックを入手して、まつ毛育毛剤として使用している人も少なくないようです。

個人輸入代行サイトでもルミガン、ケアプロストやラティースをまつ毛育毛薬として、まつ毛ブラシとセットで販売していることが多いです。

ルミガンの副作用で目の周りが黒くなってしまったという人や、副作用についてよく知らないまま購入している人もいるようです。

副作用に注意

ルミガンやグラッシュビスタが医療用医薬品なのは副作用があるためです。本来は医師の処方が必要な治療薬なので、個人輸入での購入は危険です。副作用や思わぬ事故があっても、個人輸入での医薬品購入は自己責任となります。

国内で処方されたグラッシュビスタなら医薬品副作用被害救済制度も適用され、製造物責任法の対象にもなります。治療薬で副作用や事故が起きないとは限りませんので、個人輸入よりグラッシュビスタを処方してもらう方が安心です。

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グラッシュビスタの効果的な使用方法

まつ毛貧毛症治療薬のグラッシュビスタを効果的に使用する方法についてご説明します。グラッシュビスタは副作用のリスクもありますので、一般的なまつげ美容液とは異なり慎重に使用する必要があります。

グラッシュビスタの入手方法

前章でも確認しましたように、グラッシュビスタの有効成分「ビマトプロスト」には黒目が濃くなる虹彩色素過剰、まぶたが黒ずむ眼瞼色素沈着などの副作用があります。

個人輸入でグラッシュビスタと同じ成分のルミガンやルミガンジェネリックを簡単に入手することも可能ですが、副作用や事故の可能性、さらにや個人輸入薬にありがちな「偽物」をつかまされる可能性もあります。

グラッシュビスタは日本で承認された治療薬なので、万一のことがあった場合医薬品副作用被害救済制度や製造物責任法も適用されます。

安全性を考慮して美容皮膚科、外科などの美容医療を行っている専門の医療機関で、グラッシュビスタを入手するようにしましょう。

グラッシュビスタの使用量と回数

まつ毛治療用グラッシュビスタは1日1回夜、片目ごとに1滴使います。1滴より多く使用しても効果が高まるということはありません。必ず使用量を守りましょう。

万一使用し忘れた場合も、1滴より多く塗ったり、回数を増やしてはいけません。多く塗布した後異常を感じたら、医師あるいは薬剤師に速やかに相談しましょう。

グラッシュビスタの使用方法

グラッシュビスタは夜に使います。グラッシュビスタを使う前にメイクを落として洗顔、目の周りを清潔にした状態にします。コンタクトレンズをしている人はコンタクトを外してください。レンズが変色する可能性があります。

準備ができたら専用ブラシを使って、グラッシュビスタを上まつ毛の生え際に塗布します。必ずグラッシュビスタ専用のブラシを使って下さい。ブラシを容器から取り出す時、ブラシの毛先に触れないようにしてください。

ブラシを水平に持ったら、毛先部分にグラッシュビスタを1滴垂らします。ブラシに染み込ませたら上まつ毛の生え際にのみ液を塗布し、下まぶたに付かないよう注意して下さい。

まつ毛の生え際に塗布する時にまぶたや皮膚についた場合は、コットンやティッシュペーパーなどで拭き取るか、顔を洗って皮膚に付いた液を洗い流すようにしてください。

グラッシュビスタ専用ブラシは一度しか使えません。片方のまつ毛を塗布し終えたら、新しいブラシでもう片方のまつ毛に塗布して下さい。使い終えたブラシは必ず破棄して、再使用しないで下さい。

グラッシュビスタを塗布した後コンタクトレンズを装着する場合は、グラッシュビスタを塗布してから15分以上経ってから装着するようにしてください。

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まとめ

まつ毛のボリュームアップにはマスカラやつけまつ毛などのアイメイク、まつ毛エクステ、まつ毛美容液を使う方法もありますが、睫毛貧毛症治療薬のグラッシュビスタならより確かなまつ毛の育毛効果が得られると注目されています。

グラッシュビスタの有効成分はビマトプロストであり、緑内障治療薬のルミガン点眼薬と同じ有効成分です。ビマトプロストには眼圧を下げる効果がありますが、ルミガンの使用で睫毛を太く長くする副作用も報告され、まつ毛治療用にグラッシュビスタが開発されました。

グラッシュビスタは国内の臨床試験でも8~9割程度の改善効果が認められ、美容系の医療機関で処方されています。虹彩色素過剰、眼瞼色素沈着などの副作用もあるので、慎重な使用が必要です。

個人輸入でも同じ成分のジェネリックが入手可能ですが、副作用や事故があっても自己責任に、偽物の商品を購入する可能性もあるのでおすすめされていません。

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