髭が濃いことを気にしている男性は多いようです。髭を薄くするにはどのような方法があるのでしょうか。まずは髭の正しい剃り方やケアを覚える必要がありますが、髭が濃くならないよう日頃から注意することも可能です。
ホームケアとして脱毛ローションや脱毛クリーム、家庭用の脱毛器、または男性用の脱毛サロンを利用するという方法も考えられます。この記事では髭を薄くするための方法についてお伝えしますので、よろしければ参考にしてください。
髭を薄くするための正しい剃り方
髭を濃く見えないようにするためにも、正しい髭の剃り方をマスターする必要があります。まずは髭が薄く見える剃り方を覚えましょう。
髭を剃る方法
髭が最も伸びると言われる時間帯は午前中、特に6時から10時と言われています。その時間帯に髭を剃っておくのが効果的です。ただし、朝起きてからすぐに剃るのはあまりよくないと言われています。寝起きはどうしても顔がむくみがち、深剃りの原因にもなりかねませんので、少し時間が経ってから剃るのがベストでしょう。
髭の濃い人は朝のみの髭剃りでは足りないかもしれません。社会人の方は昼休み、また夕方にも時間がとれるならもう1、2回は剃ることを習慣にするようにしましょう。
毛が太い人は泡タイプのシェービングフォーム、肌が弱い人はジェルタイプのシェービングフォームがおすすめです。カミソリと電気カミソリではカミソリの方がよく剃れますが、肌の弱い人は電気カミソリの方が肌に優しいのでおすすめです。カミソリで剃る場合は顔の上から下へ、電気シェービングは顔の下から上へ剃るようにします。
電気シェービングを使う場合は顔を洗った後水分をとりましょう。カミソリの場合はできれば蒸しタオルで顔をあたためて剃りやすい状態にします。
カミソリ
カミソリは3枚刃以上のもので剃るとよく髭が剃れます。泡タイプの方がより剃ることができますが、カミソリ負けしやすい敏感肌の人にはおすすめできません。カミソリの刃の交換時期は2週間くらいが目安とされています。
顔を剃るときカミソリは原則上から下へ、毛が生えている方向に合わせて剃るようにします。深く剃りたい時は下から斜め45度に上へ剃ります。
電気シェーバー
カミソリに比べると優しい剃り具合になりますが、肌が弱い人は電気シェーバーがおすすめです。電気シェーバーは下から上へ剃るようにします。フォームをつけなくても剃ることはできますが、外刃は1年、内刃は2年ぐらいとされています。刃のメンテナンスもカミソリ負けの予防になります。
おすすめの電気シェーバーは、パナソニックのラムダッシュメンズシェーバー ES-ST6N-S、ブラウンのシリーズ7メンズシェーバー5040sなどは、3枚刃でお風呂剃り可能です。パナソニックの同シリーズラムダッシュメンズシェーバーは4枚刃、5枚刃のものもあります。肌が弱い人にもおすすめです。
フィリップスのメンズシェーバー9000シリーズでもS9551/26は38,680円と高額ですが、丸型シェーバーが顔にフィットして剃りやすく、肌へのダメージも最小限にとどめてくれます。
剃った後のケア
剃った後はローションや乳液、クリームを使って保湿をします。男性用のアフターシェーブローションは、アルコール成分のためさっぱりした使い心地のものもあります、肌が敏感な人には刺激を感じるかもしれません。低刺激で保湿効果の高いもの、また乾燥する季節なら乳液やクリームを使いましょう。ニベアの男性用も好評です。
ファンデーション
髭をしっかり剃ったつもりでも、髭剃りあとがどうしても残ってしまうことがあります。気になる青髭をファンデーションやコンシーラーで隠すという方法もあります。お昼にはファンデーションが崩れるので、化粧直しをしないといけません。
生活習慣で髭を薄くする方法
髭の濃い、薄いは遺伝が大きな要因となっていますが、知らず知らずのうちに髭を濃くするような生活習慣をしていないでしょうか。
髭が濃くなる原因と、普段の生活習慣を改善することで髭を薄くする方法について見ていきましょう。
髭が濃くなる原因
髭は剃ると濃く見えることがあります。剃ったことにより髭の毛の断面が大きくなることが原因です。そのために髭を毛抜きで抜く人もいますが、毛を無理に抜くと埋没毛になったり色素沈着が起こり、悪くすると毛嚢炎になる可能性もあります。髭を抜くのは避けましょう。
髭をはじめとした体毛が生えるのは男性ホルモンの影響が大きいです。男性ホルモンは体毛、女性ホルモンは髪を増やす働きがあります。女性でもホルモンバランスが乱れて男性ホルモンの分泌が増えることで、鼻の下の産毛が濃くなってしまうこともあります。
男性ホルモン
男性ホルモンにはいくつか種類がありますが、髭と関わっているホルモンはテストステロンとジヒドロテストステロンです。男性は20代になると髭が濃くなることがあります。20代になると5αリダクターゼと呼ばれる還元酵素が増えますが、その還元酵素によってテストステロンがジヒドロテストステロンという男性ホルモンに変化します。
ジヒドロテストステロンという男性ホルモンは、頭髪を薄く、体毛を濃くする作用があります。5αリダクターゼが作用することで髭が濃くなる、青髭の原因となるので、ノコギリヤシやイソフラボンなど5αリダクターゼの働きを抑える働きのものを摂取することで、髭を薄くする効果が望めます。
食べ物
植物性タンパク質である大豆、大豆製品である納豆、豆腐、豆乳などの食べ物にはイソフラボンという女性ホルモンと同様の働きをする成分が含まれています。イソフラボンが男性ホルモンの働きを抑えて、髭や指毛のようなムダ毛が濃くなることを抑制します。また大豆にはアンチエイジング効果もあるので、女性にもおすすめです。
逆に動物性たんぱく質の過剰摂取、白米や白砂糖、小麦粉製品、ねぎ類も摂りすぎると、髭や体毛が濃くなると言われています。栄養バランスを考えた食生活も必要です。
ストレス
ストレスがあると男性ホルモンの分泌がさかんになると言われています。女性も気をつけなければいけません。休日にリフレッシュする、ストレス過多な環境を改善するなど、ストレスを解消する方法も考えましょう。
髭を薄くする脱毛ローション・脱毛クリーム
髭を薄くするためのホームケア用の化粧品がいろいろ出ています。脱毛ローションや脱毛クリームを使って気になる濃いひげを薄くすることができるのでしょうか。
髭が薄くなる効果があるのか、またどのような商品があるのかについてまとめました。
脱毛ローション
髭を剃った後も剃り跡が目立つ太い毛の人にとって、髭が細くなってくれるとお手入れの回数も少なくなり助かりますね。脱毛ローションや抑毛ジェルを使うことで、髭が薄くなる効果があると言われています。ただし即効性はありませんので、まずは1本使い続けるようにしましょう。
脱毛ローションにはパイナップル豆乳ローション、ネオ豆乳ローション、NEWコントロールジェルME、プレミアムビューティースキンなどいろいろな商品が出ています。公式サイトで確認したり、脱毛ローション効果を口コミ、レビュー、使用前後の写真で確認の上購入すると良いでしょう。
パイナップル豆乳ローション
大豆イソフラボン、アイリス由来のイソフラボン、パイナップルエキス、ザクロエキスなどの成分が入った脱毛ローションで、女性用のムダ毛処理だけでなく、男性の髭、スネ毛などムダ毛処理にも使われています。イソフラボンにはアンチエイジングや男性ホルモンの働きを抑える働きがあると言われています。
髭剃り後に使うことで、気になる髭を薄くする効果が望めますが、男性の髭の毛はかなり太いので、効果には個人差があり、実感できるまで時間がかかるかもしれません。ローションを使うことで肌がきれいになるので、髭の剃り跡が目立たなくなります。髭処理後の肌荒れや黒ずみが改善されたという評判もあります。
パイナップル豆乳ローションを扱っているショップは多くあります。おおよそ2、3営業日で発送予定です。
脱毛クリーム・除毛クリーム
脱毛クリーム(除毛クリーム)はクリームを塗ることで生えている毛を溶かし、後は洗い流すだけで除毛できるものです。カミソリを使った毛の処理はどうしても剃り跡が目立つので、脱毛クリームを使うことで気になる剃り跡の悩みを解消できそうですが、髭脱毛用のものがないので使うことはおすすめできません。
クリームではありませんが、顔用の脱毛ワックスシートはあります。女性の鼻の下の産毛などに使えます。
家庭用脱毛器で髭を薄くする
サロンで髭を脱毛するという手段もありますが、なかなか時間がとれなかったりします。
自分の都合の良いときに手軽な脱毛方法として、家庭用脱毛器で髭を薄くするという方法があります。
家庭用脱毛器で髭の処理
脱毛器で髭を処理して大丈夫なのかと心配する人もいるかもしれませんが、顔用、ヒゲ用、眉毛用などもあります。高額なものもありますが、5万から10万円ぐらいで購入できるので、長く使うことを考えればそれほど高いものではありません。
またサロンに通うわけではないので時間が節約でき、人目にもつかない、家で手軽にできるとうことがメリットでしょう。
家庭用脱毛器ケノン
ケノンはコスパ・性能・脱毛力において高い評価を得ている家庭用脱毛商品です。腕のムダ毛や指毛、脚のスネ毛といった体毛だけでなくヒゲ用のカートリッジもあり、髭や顔のムダ毛もケアができます。
またケノンを使うことで、毛抜きやカミソリでムダ毛を処理していたときより肌の調子が良くなるという美容効果もあります。美容電気脱毛器でもあるので、その点でもおすすめの商品です。
その他の家庭用脱毛器
ケノンも人気ですが、ヒゲ脱毛に使える脱毛器にはフラッシュ脱毛家庭用のNEED、レーザー脱毛器ではトリアがあります。NEEDは高性能な脱毛器ですが、20万円と高額なのがネックです。トリアはアメリカ製のレーザー脱毛器で、5万円台と比較的安い方ですが照射面積が少ないのがデメリットです。
また脱毛器ではありませんが、サーミコン式のノーノーフォーメンというのもあります。こちらは熱線で毛を焼き切るものですが、ヒゲの濃い男性には不向きかもしれません。
脱毛サロン・クリニックを利用
最近は男性用エステに通う男性も珍しくありません。特にヒゲ脱毛やムダ毛を処理したい男性が増えてきたようですが、気になるのは費用や施術内容です。
脱毛サロンと美容クリニックの違い、各脱毛法について見ていきましょう。
脱毛サロン
脱毛エステサロン、脱毛専門サロンなどで行われているフラッシュ脱毛での施術では、18回以上通う必要があります。医療脱毛ほど痛みがありません。医療機関と同じ器械が使えないこともあり、脱毛が終了するまでの期間が長くなりがちです。肌のトラブルが起きた場合は医療機関へ行く必要があります。
口ヒゲ部分の脱毛で1回3,000~4,000円くらいがめやすです。初回特典でかなり割引になこともあります。公式サイトや体験談など確認の上利用すると良いでしょう。クリニックほど強力な効果はないですが、脱毛効果は実感できます。男性専門の脱毛サロンも増えて通いやすくなったので、興味のある人は一度利用してみることもおすすめです。
脱毛クリニック
クリニックでは医療レーザー脱毛が行われています。医療脱毛では施術は5回ぐらい、短期間で脱毛期間が終了します。医師の診察があるため肌の状態も専門家の目でチェック、また何らかの肌のトラブルがあった場合、薬が必要なものは処方してもらえます。費用はサロンより高くなります。口ヒゲ部分の脱毛で1回6,000円くらいがめやすです。
光脱毛(フラッシュ脱毛)
光脱毛はフラッシュ脱毛とも呼ばれ、エステで行われている脱毛方法です。特殊な光を照射することで、ムダ毛の毛根にある毛乳頭にダメージを与えます。毛乳頭にダメージを与えることで、毛の元となる毛母細胞の分裂を抑え、徐々に毛が生えないようにするものです。
医療用のレーザー脱毛との違いは光の出力の違いです。照射量が少ないため、脱毛に要する時間がかかってしまいます。脱毛効果が感じられるのに、クリニックの脱毛より時間がかかります。
なお、脱毛行為は医療行為にあたりますが、光脱毛は医療用レーザー脱毛やニードル脱毛とはやや異なり、徐々に毛を細く薄くしていく、脱毛というより除毛に近い美容脱毛行為なので、エステサロンで行われていても違法とは見なされません。
レーザー脱毛
医療用レーザー脱毛は毛周期に合わせて脱毛をすることで、高い脱毛効果が得られます。医療用脱毛レーザーはエステサロンなどで使われている器械より照射力が高く、通う期間も短くて済むメリットがあります。毛周期はそれぞれの毛によって異なるので、毛周期に合わせて何回か施術を行い、発毛を抑制していく必要があります。医療機関によって、また個人差がありますが、1月半から2か月ごとに、5回~9回通うのがめやすです。
値段は光脱毛に比べると高くなりますが、通う期間は短くて済みます。痛みがありますが麻酔をすることで脱毛時の痛みを軽減することができます。
ニードル脱毛
毛穴にニードル(針)を入れて電流を流し、針で毛根に直接ダメージを与えることで、毛母細胞の働きを抑えて脱毛する方法がニードル脱毛です。かなり痛みを伴います。80年代ぐらいからあった脱毛法で、サロンでもクリニックでも行われていますが、最近は光脱毛・レーザー脱毛にシフトしています。ニードル脱毛は手間もかかり、15分あたりで1万円前後と高額です。
永久脱毛
レーザー脱毛、光脱毛は厳密には永久脱毛ではなく、細い毛が生えてくることもあります。ニードル脱毛は毛穴の1つ1つを処理して毛母細胞を破壊していくので、永久脱毛といって良いでしょう。
まとめ
髭を薄くするにはまず正しい髭剃りの方法を覚えることが肝心です。カミソリと電気シェーバーでは剃り方が異なるので注意、髭剃り前のフォーム、髭剃り後のローションや乳液は肌質に合ったものを選び、トラブルを防ぎましょう。朝の髭剃りは必須ですが、どうしても濃い人は昼、夕方も剃ることで身だしなみを整えましょう。
髭を薄くするために、食生活では肉食に偏らず、男性ホルモンの働きを抑制する大豆や大豆製品を摂取、またストレスをためない生活を心がけましょう。脱毛ローションを塗ることで髭を薄く、また髭剃り後の肌をきれいに見せる効果もあります。家庭用の脱毛器で髭を処理することで、毎日の髭剃りや髭剃り跡の悩みから解放されます。費用はかかりますが脱毛サロンやクリニックを利用して脱毛することで、長期間にわたり効果を持続させることも可能です。
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